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Chapter1:『ホームページ』

別にホームページ・ウェブサイトの技術的なことや概念を語ろうというわけではありません。
ここで考えを述べるのは時折見られる『ホームページは管理人の家と同じです』という考え方についてです。


『ホーム』なのか?

ネットマナーサイトが出来た頃、割合多く目にしたのが『ホームページは管理人の家と同じ』といった表現でした。
実は私も以前はそう主張していました。まだBBSがどこのサイトにも当たり前のように設置してあった時代のことです(今は普通のBBSを設置しているサイト減ってきましたね。時代の流れを感じます)。

    他人の家に上がるときは『ごめんください』『こんにちは』など挨拶をしますよね?
    他人の家で傍若無人に振舞いませんよね?
    ホームページもそれと同じですよ。

そう『Read Me』に書いていた時期があります。かなり荒らしや礼儀のなっていない・距離なしのコメントに苛立っていた時期です。

ですが、色々なネットマナーサイトを見ているうちに若干考えが変わりました。
ウェブサイトはサーバーにアップされた時点で全世界に向けて公開されているものです。私は個人の家を全世界に公開しているのでしょうか?私の家は見知らぬ人も老若男女国籍を問わず入ってこれる場所なんでしょうか?
そう考えると、少なくとも『個人宅』ではないなぁ…と思いました。
現在は『図書館』と考えています。(イラストサイトであっても)
図書館は公共の場であり、誰でも入ることが出来ます。基本的に無料です。
けれどそこには公共の場であるために、暗黙の了解としてのルールが存在します。また、図書館ごとのルールも存在します。
他人の迷惑にならないように静かにする。騒がない。携帯はマナーモードか電源を切る。本は丁寧に扱う。飲食物を持ち込まない。
そういった、ほぼどこの図書館でも共通する暗黙の了解。
荷物はノートと筆記用具だけ持ち込みOK、他はロッカーに。という図書館もあれば荷物持ち込みOKのところもあります。
これは図書館ごとのローカルルール。
これがウェブサイトにも通じるのではないかと思いました。
公共の場であれば、別に図書館じゃなくてもいいとは思ったんですが…美術館・博物館は基本有料だし、公園はオープンすぎるので少なくとも『個人のウェブサイト』ではないなぁと。Yahoo!やMSNのようなポータルサイトは公園のようなものかもしれないですね。
会員制のページや鍵つきのページは持出禁止の申請が必要な書庫、といった感じでしょうか。

元々『ホームページ』という表現が『家』というものを連想させてしまうのだと思います。ですから、当サイトでは『ホームページ』という表現ではなく、ウェブサイト・サイトと表記していきます。


サイトにおけるルール

ウェブサイトは全世界に向けて公開され誰でも閲覧出来るものです。そこにルールはあるのでしょうか。
図書館のような暗黙の了解はないと思います。誰もが共通して持っているルールというものは存在していないのではないかと。
利用者によってある程度共通する部分はあると思いますが、一見匿名性の高い世界であるために好き勝手にやる人がいるのも事実ですし…。(実際にはISP側では個人を特定できます。)
 ◇管理人の責任において表現の自由を行使し、それに伴う責任を負っている。
 ◇閲覧者にはウェブサイトを選ぶ自由がある、閲覧に関しては自己の責任の下に行っている。
精々これくらいではないかと思います。
尤も…
『こんなもの見せられた!傷ついた!ショックを受けた!』などという閲覧者もいます。見たのはあなたの自己責任です。
『こんな批判受けた!傷ついた!ショック受けた!』という管理人もいます。いろんな価値観をもつ人がいる場所に公開したものを批判される可能性を考えていないのは浅慮というしかありません。

ですが、それぞれのウェブサイトにはそのサイトのルールというものも存在します。特に同人系サイトにおいてはどこでも大抵ルールを設定しています。『Read Me』や『はじめに』などのページに管理人からのお願い・禁止事項として書かれているものです。
『ホームページにおいては管理人が法律です』と強い口調で書かれているマナーサイトもあります。しかしながら、法律というほどの強い強制力はありません。
サイトのルールはそのサイト限定のローカルルールであり、飽くまでも『管理人はこうして欲しいと思っている』ことに過ぎないのです。それを守るかどうかは閲覧者の自由に任されています。管理人が強制することは出来ません。どうしても強制したいのであれば、『同意できる人のみ閲覧可能』にするしかありません。『同意する YES/NO』のクリックではなく、パスワード制限をするなど『同意していなければ全く閲覧できない』状態にするしかありません。
ですから、管理人側は『サイトのルールはお願いに過ぎない』という認識を持つほうがよいでしょう。

では、閲覧者は全くローカルルールを守らなくてよいのか。はっきり言えばYESです。閲覧者にはそのサイトを自分の責任において自由に閲覧する権利があります。その権利は仮令サイトの管理人であっても奪うことは出来ません。
ですが…よほど納得できないルールでない限りは出来るだけ管理人の意向に沿ってルールを守るほうが無難です。
   読み逃げ禁止。絶対BBS・メルフォにコメント残すこと!
なんてルールがあるサイトもかつてはありましたが(今もあるのかしら…)、そういう首を傾げるルールでない限り、一般常識に照らし合わせて変なルールは普通のサイトではありません。普通に社会人(社会生活を営む人という意味で)であれば、当たり前にやっている行動でなんら問題はないのです。
それにただ単に閲覧しているだけであれば、特別ルールを意識しなくても問題はないケースが殆どです。

但し、ルールに従わなければならない、というケースもあります。上記で例に出しましたが、『ルールに従うことを条件に閲覧可になったページ』を閲覧する場合です。これは自分の責任において『ルールに従う』と管理人と約束したわけですから、従わないといけないということになります。

上で『サイトの管理人であっても閲覧者の閲覧する自由を奪うことは出来ない』と書きました。
しかしながら、荒らしなどの迷惑行為をする閲覧者に対して管理人側がアクセス制限をかけることはあります。
『閲覧の自由を侵害された!』と騒ぐのも結構ですが(勧めているわけではありませんよ!)、騒いでも恥をかくのはその閲覧者のほうです。
酔っ払いが図書館で騒ぎ、蔵書を破いたり汚したり、他の利用者に絡んだりしたら、図書館から追い出されますよね。それが度重なれば図書館側ではその人の利用を制限するかもしれません。
そうなったときに酔っ払いが『誰でも利用できる図書館でどうして俺だけが利用出来ないんだ』と騒いだとして…
あなたが他の利用者であればどう思いますか?
『これまでの行動からして利用制限かかるのも当然じゃない?』と思われるのではないでしょうか。
サイトで迷惑行為をする人も同様です。

 少々特殊な例も出しましたが、基本的にサイトのルールとは
 管理人の『こうしてくれたらいいな』というお願い程度の効力しか持たない。
 閲覧者が守るも守らないも閲覧者の自由。但し守らなかった場合の不利益も自己責任
というものだと考えます。